医療の仕事による価値観の変化

 医療現場で働いたことのある人の多くが、価値観が変わったと口にします。病院では、毎日命のやりとりが行われています。治療がうまくいって命が救われた人がいる一方で、治療の甲斐もなく亡くなる人もいます。そのため、医療現場では、普通に生活をしているだけでは出くわすことのない特殊なシーンに遭遇することがよくあります。

 看護師は患者のそばで仕事をすることになるので、家族の方が泣いている姿もよく目にしますし、逆に笑顔で退院をしていく患者の姿も目にすることでしょう。終末医療の現場と、新しい命が生まれてくる産婦人科とでは、仕事の内容はもちろん、経験することも異なりますし、一般的な仕事では得られない刺激があります。そのため、看護師の中には様々な価値観を持つ人が多いと言われています。しかも、ハードな上に命や人生について考える機会も多くなるので、長く現場で活躍し続けるためには、自分の価値観に合った職場を探すべきでしょう。

 医療職に従事するということは、それまでの自分の価値観が覆ることも稀ではありません。今まで知らなかった世界を見ることもあるかもしれませんし、想像もしていなかった自分を発見することもできます。ただ単にお金稼ぎをするだけならどんな仕事でも構わないかもしれませんが、人の命に関わる仕事というのは、時に辛く、時に喜びに満ちる経験ができます。

 他人の人生に深く関わるという意味では、看護師という仕事は他のどんな仕事にも負けない魅力があります。医療の仕事を通じて得た経験は、人生にとって必ずプラスになることでしょう。